【Blender】シミュレーションノードとの連携〈ジオメトリの動きを時間で制御〉

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はじめに

Blender 4.0以降で使える「シミュレーションノード」は、時間軸に沿った複雑なアニメーションや物理的な挙動をノードだけで作成できる強力な機能です。


シミュレーションノードの基本構造

1. Simulation Zone

シミュレーション処理を囲む基本ブロック。InputOutputで処理内容を定義。

2. Simulation Input / Output

ループごとの初期値や更新内容を渡すノード。毎フレームの処理がここで展開される。

3. Is First Frame

最初のフレームだけ特別な処理を行う際に利用。

4. Scene Time

経過時間やフレーム番号の取得に使える。


応用例:ランダムに浮いていく光の粒子

  1. Distribute Points でパーティクル生成
  2. Simulation Zone でY位置や速度を毎フレーム更新
  3. Realize Instances → レンダリング

ノード構成例

ポイント

  • ノードだけでシミュレーションが可能
  • ボーンや物理エンジン不要の簡易アニメーションに最適
  • 「記憶」「変化」を持った処理が作れる

おわりに

シミュレーションノードを使えば、ジオメトリが時間に反応して変化する高度な表現が可能です。次回は、マテリアルとの連携について解説します。

参考

Blender公式マニュアルのGeometry Nodesセクション

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