はじめに
ジオメトリノードで生成・加工した情報をマテリアルに反映させることで、見た目の一体感を高めることができます。今回は「属性の受け渡し」によって色や質感を制御する方法を解説します。
ノードと連携のポイント
1. Store Named Attribute
任意のデータ(数値・ベクトル・カラー)を属性として保存。マテリアル側で読み取れる形式に。

2. Named Attribute(シェーダーエディタ側)
マテリアルで属性を取得し、色や粗さなどに使用。

3. Domain Size
頂点・エッジ・面・ポイントなど、どのレベルでデータを扱うかを指定。

応用例:ランダムな色分布のあるインスタンス群
Random Value
→Store Named Attribute
で “color” 属性を保存- マテリアルエディタで
Attribute
→ “color” を読み込み Color Ramp を使ってランダムな色
を作成


よくある落とし穴
- ドメインの不一致(例:ポイントに設定したのにマテリアルで面で読み込む)
- 名前の打ち間違い(”Color” ≠ “color”)
おわりに
ジオメトリノードとマテリアルをつなげることで、一貫性のあるプロシージャルなルックを実現できます。ノードだけで造形と色の両方をコントロールしたい方に特におすすめです。
参考
Blender公式マニュアルのGeometry Nodesセクション
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